冥夜花伝廊

栗林みな実( 栗林みな實 ) 冥夜花伝廊歌詞
1.冥夜花伝廊

作詞:畑亞貴
作曲:上松範康

己をはらはら花に例えて 散りぬるを…

摘みあぐねた紅蓮の靈(たま)を
さらう彼の日 荒れし胸より
恐るるまま命(みこと)は羽摶いて
やがて やがて 天の果てに
朱く染まれ すれ違い綺羅の夢を
與えたもう 待ち侘びて冥夜にさまよい
共に燃えようか
想いがはらはら舞う故に
私は迷いを禁じて
無限の迴廊より生まれた
絆を更なる空へ

捕らわれしの我が身よ屠れ
さそう手には 消えぬ誓いを
震える身を瞼に燒き付けた
いずれ いずれ 天に昇ろう
熱き血潮 湧き上がり淨土に笑けと
願いたもう 君在りて千夜のなみだは
星に變えようか
今宵もさらさら去る程に
私が嘆きを封じて
無盡の平穩へと誘おう
痛みを忘れる樣に

たとえ指を離しても 繫がりは永遠(とわ)に
たとえ遠くに引き裂かれても
永遠に寄り添うのみ
共に燃ゆ 燃ゆる鼓動

想いがはらはら舞う故に
私は迷いを禁じて
無限の迴廊より生まれた
絆を更なる空へ描いて
花の散らぬうちに


2.微笑みの彼方

作詞:畑亞貴
作曲:伊籐真澄

微笑みの彼方 いとしい人よ
胸にまどろんだ 溫もり信じて
見失う前に 明かりを燈す
二度と哀しみに 溺れぬように
諦めて流されて 溶けるゆめは
幻だと知りながら いまを誰に
語ればいいのだろう

微笑みをいつも たやさぬ人よ
こころ穩やかに 眺める運命
遠くなる影は 此の世を離れ
二度と戾らない 旅へと向かう

出會いへと別れへと 殘るゆめを
幻でも追いかける いまは何所に
步めばいいのだろう